筆者は普段ペットロスカウンセラーとして活動していますが「不慮の事故でペットを亡くした」という飼い主さんは少なくありません。
私自身も「愛猫がケガをしたら…?」とか「急な災害に巻き込まれたら」など、不安に思うことがありながらも、そんな時に自分には何ができるのか明確にイメージできないままでいました。
そんな時に知った、ペットの救命救急を学べる「ペットセーバープログラム」。
今回初めて講習会に参加してきましたので、感想などをまとめてみました!
ペットセーバーとは?
ペットセーバーは、日本国際動物救命救急協会と日本防災教育訓練センターが認定する資格。
アメリカ発のプログラムで、日本ではまだあまり普及されていないペットに対する救命救急や救助を学ぶことができます。
ペットの救急法、ペットセーバーベイシック講習では、ペットの観察処置、日常の予防、ペットの応急手当の基本、人工呼吸(マウスtoノーズ)やCPR(心肺蘇生法)の方法、ペットセーバーアドヴァンス講習では、日常生活におけるペットの事故防止や止血の仕方、包帯の使い方、骨折などの場合の固定、搬送、ペットの防災、ペットの同行避難や同伴避難について等のペット関係の災害時の心得などについての知識と技術を習得できます。
(引用:ペットセーバープログラム公式サイト)
講座終了時には国際認定修了証が授与されるので、履歴書や名刺に記載することもできますよ。
また、筆者は1人で参加しましたが、ご夫婦で・兄弟で…など身近な人と一緒に受講されている方が多い印象でした。
周囲の人と一緒なら「いざ」という時にもっと的確に対処できそうでいいですよね!
得られる資格は?
講座は前半と後半で分かれており、それぞれを修了して得られる資格は下記の通りです。
前半 |
ペットセーバー (ペットの救急隊員) |
---|---|
後半 |
ペットセーバーETR (ペットの救急救助隊員) |
前半のみの受講も可能ですが、後半を受講するには救命救急の内容を修了している必要があるとのことなので注意しましょう!
受講料は前半のみならば税込8500円、前半後半の通しは税込17000円です。
試験等がなく修了時には必ず認定資格を取得できることも考えると、これはかなりお得なのかもしれません。
また、過去に1度受講した内容であっても定期的におさらいしたい時ってありますよね。
今回のような実技が豊富な講座ならば尚更です。
そんな時には1部につき税込2500円で再受講も可能なのだそう!これはかなりありがたいです!
さらに、先生のお話によるとテキストの内容は3ヶ月に1度のペースでブラッシュアップしているそう。
常に正しい処置を行うためにも、定期的な受講は大切かと思います。
講座の種類は?
「ペットセーバー」と一言に言っても、さまざまなプログラムがあります。
- 犬・猫の飼い主向け
- エキゾチックアニマルの飼い主向け
- 動物事業関係者向け
- 終末期などに目を向けたトライアングルケア
筆者が今回受講したのは犬猫の飼い主向けですが、講座によって内容は全く異なるそうです。
動物事業関係者向けは一般の飼い主さんでも受講可能なので、両方受けてみるのも勉強になっていいかもしれません。
トライアングルケア講習会のレポ記事はこちら!
どこで受講できる?
ペットセーバープログラムは、全国各地で講習会が開催されています。
ペットセーバー公式サイトに開催地域が掲載されているので、お近くでも開催がないか確認してみてください。
また、公式サイトには掲載されていなくてもペットセーバー公認インストラクターが各自で講習を開いている場合もあります!
「ペットセーバー 〇〇(お住まいの地域)」などで検索してみてください。
インストラクターの方は全国で3万人もいらっしゃるそうなので、きっとお近くでもヒットするかと思いますよ!
仙台会場での受講レポ
ここからは、先日筆者が仙台会場で受講した際の流れや感想をお話します。
どの会場でも流れは同じかと思いますので、参考にしてみてくださいね。
講師はサニーカミヤ先生
この日の講師は、ペットセーバープログラムの代表でもあるサニーカミヤ先生でした。
国際救助隊やレスキュー隊で長く防災や救急救命に携わってこられた方で、現在も各地でワークショップやセミナーなどを開催されている、この道では有名な方だそうです。
会場に着くと受付に「ドンッ!」と座っておられて、正直初めは怖い方なのかな…なんて不安でした(笑)。
でも、いざ講座が始まるとジョークも織り交ぜながら話してくださり、面白い方だと判明!
命に関わることを学ぶ場なので、もちろん厳しめにおっしゃる部分もありました。
でも、全体的にはとても和やかなムードで楽しく講座を受けることができましたよ!
講座のおさらいもできそうな先生の著書も気になるので、今度注文しようかと思っています。
実際の流れを体で覚える
講座にはテキストも用意されていて動画などを見ながら習う部分もありますが、前半のほとんどは人形を使いながら自分の体で覚えるスタイルです。
例えば、心肺蘇生や人工呼吸では、
倒れているペットを発見
↓
声をかけ、脈や呼吸を確認
↓
動物病院に連絡
(カルテ番号・ペットの状態・今から向かう旨を伝える)
↓
体位変換
↓
心肺蘇生・人工呼吸を開始
…と一連の流れを何度か行い、動物病院に到着するまで飼い主ができることを学び、覚えました。
止血法や喉に異物が詰まった時の対処法も、自分で実際に人形相手に行います。
先生のお手本を動画や写真に撮影しておけるのも嬉しいポイントですね!
SNSへの掲載も認められているので、自分で撮り忘れてしまった箇所はSNSで検索して確認するようにしています(笑)。
後半は座学がメイン
実技が多い前半とは反対に、災害時の対策などについて学ぶ後半では座学がメイン。
災害が起きた時の対処法はもちろん、「災害が起きる前に、被害を最小限に抑えるためにできること」についても教えていただきました。
途中で受講者同士で話し合いをする場面もあり人見知りの筆者は焦りましたが、先生からは「苦手な人はいいですよ!」との声がけも。
後ろに座っていた男性2人が「一緒にどうですか?」と快く声をかけてくださったので、なんとかなりましたけどね(笑)。
ペットを連れての避難フロー図などもいただけたので、日頃からしっかりと万が一に備えておきたいです!
受講者のみが購入できるグッズも
さらに、会場にはペットセーバーのオリジナルグッズも多数ありました!
先生も着ておられたものと同じデザインのシャツなどもあり、かなり悩みます(笑)。
結局私は、ステッカーと救命救急セットのみを購入。
ちなみに、これらのオリジナルグッズはペットセーバーの受講を修了している人であれば、公式サイトからも購入可能です。
お金を忘れてしまった方も安心してくださいね(笑)。
最後は先生と記念写真も!
希望者は講師のサニーカミヤ先生と記念写真を撮ることもできますよ!
先生とのツーショット写真、インスタグラムでもたくさん見てきたので私も憧れで……。
「おお、本物だ!」となんだか感動でした(笑)!!
「できることは意外とある」と思うように
受講前は「ペットがケガをしたら?」と想像しても、飼い主にできることって限られているように感じていたんです。
でも、今回ペットセーバープログラムを受講してから「私たちにできることは意外に多いんだ」と思い直しました。
大切な家族であるペットの命を守るために。
家でもしっかり復習をして、「いざ」という時に逃げずに立ち向かえる飼い主になりたい…と強く感じました!
全国各地で受けることのできるペットセーバープログラム。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。