犬猫共通・その他

【初めて動物と暮らす人必見】どちらが飼いやすいの?犬と猫の大きな違い

犬か猫を飼ってみたいけれど「どちらが良いのか悩んでしまう!」という人も多いかもしれませんね。
この記事では、犬と猫の飼育経験がある筆者が「飼ってみるとわかる犬と猫の違い」についてお話します。

筆者
筆者
この記事は、犬と猫が大好きなペットケアアドバイザーが執筆しています!筆者プロフィール


犬と猫の大きな違い

「犬と猫」と言うように、何かと一緒くたにされることが多いこの2種類の動物。
しかし、犬と猫にはさまざまな違いがあるのです。

ここからは、犬と猫の大きな違いについて3つご紹介していきます。

1:性格の違い

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

まず、1つ目の大きな違いは「性格」です。
よく「犬は飼い主に忠実」とか「猫はマイペース」など耳にしますよね。

犬は、「リーダーに従う」という本能があります。
そのため、飼い主も初めのうちにしつけをきちんと行うことで「この人には従わなくてはいけない」と、犬は飼い主に対して服従心を抱くのです。
そうした性格や本能から、飼い主との間には強い信頼関係が築かれることが多くあり、そこが犬の魅力だと感じる人も多いでしょう。
興奮したり嬉しいことがあったりするとしっぽを大きく振るなど、感情表現が豊かな部分もあります。

一方、猫は犬のように「誰かに従う」ということはあまりせず、とてもマイペースです。
甘えたい時にはすり寄ってきたり膝に乗ってきたりと可愛らしい姿を見せてくれますが、気分が乗らない時には飼い主であっても見向きもしません。
そこが猫の魅力でもありますが、人によっては「物足りない」なんて思ってしまうかもしれませんね。
犬のように感情表現があまり豊かな方ではないので、冷たいと思われてしまいがちです。
しかし、普段のツンとした姿と甘えてきた姿とのギャップに夢中になる飼い主も多くいます。



2:運動の仕方の違い

写真提供写真のフリー素材サイト photo AC

犬にとっても猫にとっても、運動するのはストレス解消や肥満防止のためにもとても重要で欠かせないこと。
しかし、その運動方法は犬と猫ではまったく違います。

誰でも一度くらいは犬の散歩をしている人を見かけたことがあるでしょう。
このように、犬は歩いたり走ったりという平面運動を必要とする動物
なので、毎日の散歩が必要不可欠です。
散歩の量は犬の大きさによっても変わってきますが、小型犬であれば1日に30分ほどの散歩が理想でしょう。

そして、猫はというと高いところにジャンプしたり地面に着地したりという上下運動が必要となります。
そのため、犬のような散歩は必要ありませんが、家の中にキャットタワーやキャットウォークを設置して運動する場を作ってあげるのが一般的です。

3:飼育費用の違い

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

犬も猫もとても可愛らしい見た目ですが、決してぬいぐるみなんかではありません。
どちらに関しても、育てるのにはもちろんお金がかかってきます

猫は1年間にかかる費用は13〜16万円ほどと言われていますが、犬はというと1年間に少なくても30万円はかかると言われています。
なぜここまで差が出てしまうのかというと、猫は自分で体を舐めてグルーミングができる動物ですので、シャンプーも家で数回してあげる程度で済みます。
しかし、犬は2〜3ヶ月に1回はお店でシャンプーやトリミングをしてもらう必要があったり、猫よりも予防接種を受ける種類が多かったりと何かとお金がかかってしまうんですね。
この費用は犬や猫の生涯、ずっとかかるものです。

生き物ですから、病気をしたり怪我をしたり…さらに費用が嵩むことだってあり得ます。
この費用を無理なく払っていけるのかを、飼い始める前にしっかり計算しておきましょう。

犬と猫の大きな違いについて説明してきましたが、結局どちらが飼いやすいのでしょうか?



犬と猫、どちらが良いのか結論は…

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

結局のところ犬と猫はどちらが飼いやすいのでしょう?
これはズバリ……その人によって違うので、なんとも言えません!
「なにそれ!いい加減な…!」と思わせてしまったのなら、ごめんなさい。

しかし、どちらを飼うのがいいのかは「あなたのライフスタイル」によって変わってくるんです。

例えば、先ほどもお話したように犬は毎日の散歩が必要な動物です。
もしも、あなたが毎日の散歩すら難しいような忙しい生活を送っているのならば、私は犬をおすすめすることはできません。
とは言え、猫を飼うのにもそれなりに大変なことはありますし、どちらが良いのかは一概には言いづらいのが正直なところです。

大切なのは「犬や猫と暮らして、自分はどのような生活を送りたいのか」を明確にイメージすることです。
犬も猫も尊い一つの命ですから、途中で投げ出すことは絶対にあってはいけません。
自分のライフスタイルと照らし合わせて、自分の家族には犬と猫のどちらが合っているのかを考えてみてくださいね。

ABOUT ME
松永由美
ペットロスカウンセラー・ペットケアアドバイザー。 ペットとの暮らしサポーターRapport Ciel代表、当サイト《しっぽと暮らし》運営者です。 愛犬の死がきっかけでトリマーからペットロスカウンセラーに転身。 動物関連資格を多数保有しており、現在はペットロスカウンセリングを行う傍ら、動物ライターとしても活動しています。 もっと見る