ペット終活

意外すぎるペット終活を始めるタイミングとは?アドバイザーが解説

近年、人間と同じようにペットでも終活が注目されつつあります。
しかし、始めるタイミングや具体的にどのようなことから手をつければいいのか悩む方も多いはず。
今回は、ペット終活を始めるタイミングや方法について、詳しく解説します。

筆者
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この記事は、ペット終活アドバイザー資格を持つペットロスカウンセラーが執筆しています!筆者プロフィール


ペット終活とは?

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

人間の終活では、財産分与や今後の介護や医療について意思表示などをするイメージがありますよね。

では、犬や猫などのペットの終活の場合、一体どのようなことを行うのでしょうか?
ペット終活は明確に「これ!」という正解のようなものはありません。

  • 家族である飼い主がペットにしてあげたいこと
  • 終末期や亡くなった後のことを調べたり決めたりすること

こうした些細なことに感じるようなものも、ペット終活の一部なのです

ペット終活で行うことについては、以前も記事にしています。
ぜひ併せてご覧くださいね。

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ペット終活を始めるタイミング

ペット終活とは「愛犬や愛猫の人生の終わりのための活動」です。

ですから、私たち飼い主はつい「シニア期に入ってからでいい」と考えてしまいますよね。
でも、実際のところはどうなのでしょうか?
ここからは、ペット終活を始めるべきタイミングについてお話します。

ペット終活はペットと暮らし始めたらすぐに意識

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

「ペット終活なんて、うちの子にはまだまだ関係ない」と思う飼い主さんは多いでしょう。

ですが、ペット終活アドバイザーとしては年齢は関係なくペットと暮らし始めたらすぐにペット終活を意識してほしいのが本音です。

まだまだ元気なのにお別れのことを考えるなんて……と思ってしまいますよね。筆者もそうでした。
「いつかお別れが来る」と言うことはわかっていたつもりでも、きちんと考えることができませんでした。
それどころか、私の場合は愛犬が亡くなる前日まで「お別れなんてこの子には関係ない」なんて思ってしまっていたのです。

でも今ならはっきりと言えます。
命あるもの、必ずお別れの時が来ます。
それがいつなのかは誰にもわかりません。
明日かもしれないし、もしかしたら今日かもしれない……。
今はどんなに元気であっても、病が隠れていたり予期せぬことが起こったり……いつその時が来るのかは予想できません。

そのため、ペットと暮らし始めたらすぐにでもペット終活を意識してほしいのです。



少しでも悔いを減らして送り出せるように

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

ペット終活は、ペットと暮らし始めたらすぐに意識してほしいとお話しました。
それでも気が進まないという飼い主さん、きっと多いかと思います。

では……もし急にお別れの時が来たとして、みなさんは悔いなくペットをお空に送り出せるでしょうか?

私には無理でした。

  • 「あの子は幸せだったのかな?」
  • 「私と暮らさなければ、もっと長生きできたのではないか」
  • 「あの時、ああしていれば今も元気に生きていたのかもしれない」

毎日毎日、後悔してばかりでひどい罪悪感に苛まれて、ペットロスも長く続きました。

でも、今ペットと暮らしているみなさんには、まだ未来があります。
私が経験したような後悔を少しでも減らしていただきたい。
ペットと暮らした日々を「私もあの子も幸せだった」と素直に受け止めてほしい。心からそう思っているのです。

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ペット終活で最初にしたいこと

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

ペット終活を早いうちから意識することの重要性をわかっていただけたかと思います。
でも、一体何から手をつけていけばいいのでしょうか?

記事の冒頭でもお話したように、ペット終活には正解はありません。
ですが、悩んでしまう飼い主さんには「思い出ノートの作成」をおすすめします。

思い出ノートは、アルバムとエンディングノートを掛け合わせたようなものです。
ペットとの思い出を書いたり写真を貼っていったり、あまり「終活」と気負わずに楽しく取り組んでいけますよ!

 

どのようなノートを使っても構いませんが、このようなペットの記録用のノートであれば作成も簡単です。
筆者も現在、愛猫のペット終活にはこちらを使用しています。


 

思い出ノートについての詳細は、こちらの記事をご覧くださいね。

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お別れの日までどう過ごすかは飼い主次第

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

悲しいことではありますが、「死」は私たち生き物に唯一「絶対」として与えられているものです。

筆者は数年前に愛犬を看取ったのですが、ペット終活をしていませんでした。
ペット終活をしなかったことで自分がつらかっただけではなく、「愛犬にとっても申し訳ないことをした」という想いが、今でも拭いきれません。

なので、あの時の二の舞にならないように、今は愛猫のペット終活を行なっています。

どんなに大切に想って愛情をかけてきても、必ずお別れの日は訪れます。
それは、絶対に避けられないことですよね。
しかし、「お別れの日までどう過ごすのか」は、私たちで決めることができるのです。

みなさんとペットたちが、少しでも悔いを残すことなく、お別れの日を迎えられますように。
笑顔で「また会おうね」と再会を誓えることを祈っています。

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ABOUT ME
松永由美
ペットロスカウンセラー・ペットケアアドバイザー。 ペットとの暮らしサポーターRapport Ciel代表、当サイト《しっぽと暮らし》運営者です。 愛犬の死がきっかけでトリマーからペットロスカウンセラーに転身。 動物関連資格を多数保有しており、現在はペットロスカウンセリングを行う傍ら、動物ライターとしても活動しています。 もっと見る