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もしもペットが余命宣告を受けたら…?幸せな最終章のためにできること

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みなさんは「もし自分のペットが余命宣告を受けたら…」と考えたことはありますか?
ペットと過ごす毎日が楽しいと「そんなことを考えるのは縁起が悪い」と感じてしまう人もいるでしょう。
ですが、ペット終活アドバイザーの立場から言うと、動物と暮らすすべての人に「もしも」の時のことを考えておいていただきたいのが本音です。
今回は、ペットの幸せな最終章のためにできることについてお話します。

筆者
筆者
この記事は、ペット終活アドバイザー資格を持つ現役ペットロスカウンセラーが執筆しています!筆者プロフィール


ペットが余命宣告を受けたら…?

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

家族同然でもある大切なペットたち。
でも、犬も猫も他の動物でもみんな「一つの命」ですから、いつかはお別れの時が来ます。
そして、そのお別れの日がいつ来るのか…それは誰にもわかりません。

ある小説を読んで考えた「ペットの余命宣告」

みなさんはペットロスを題材に書かれた小説『虹の橋からきた犬』をご存知でしょうか?

著者である新堂冬樹さんが自身のペットロスの経験も踏まえつつ描いたこちらの小説。
あまり書くとネタバレになってしまうので割愛しますが、犬や猫と暮らす人やペットロス経験者からも「読んでよかった」と評価の高い物語です。

筆者ももちろん読みました。
読み進める中で特に印象的だったのが、愛犬の余命宣告を受けた主人公・南野の焦燥感です。

私もペットロス経験者ではありますが、「余命宣告」は受けたことがありません。
しかし、ペット終活アドバイザーという仕事柄、やはりこうしたことは常に考えてしまうのです。

ある日突然、大切な家族であるペットが「あと数ヶ月の命」と言われたら…?

この小説を読みながら「私だったらどうする?」と、ずっと考えていました。

余命宣告から考える“2つの道”

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みなさんなら、もしも最愛のペットが余命宣告を受けたらどうしますか?
すぐに決められるものではないかと思いますが、多くの飼い主さんには大きく分けて2つの選択肢があるかと思います。

  1. 延命治療を行う
  2. 緩和治療を行う

まず1つ目の「延命治療」は、ペットに少しでも長く生きてもらえるように治療を行うことです
病状によっても行う治療は変わってきますが、チューブなどを使用した栄養補給・機器や気管チューブを用いた人工呼吸などがこれに当てはまります。

次に、2つ目の「緩和治療」です。
この治療が先ほどの延命治療と大きく異なるのは「命を引き延ばすことを考えていない」という点です。
緩和治療では病気を治すことではなく「ペットが少しでも快適に過ごせること」を目的として、苦痛や痛みをできる限り取り除く治療を行います

残りの限られたペットの人生。
長く生きてもらうか、快適に生きてもらうか……。

どちらを選択するにしても、飼い主さんはたくさん悩むことになるでしょう。



延命と緩和…正解はない

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筆者はペットロスカウンセラーとしても活動しており、ペットを亡くした多くの飼い主さんとお話する機会があります。
こうしてお話をお聞きする中で、ペットの生前…特に終末期に悔いを抱いている飼い主さんは決して珍しくはありません。

つらい治療を続けて苦しませてしまったかもしれない…

延命治療を続けた飼い主さんには「あの治療は自分のエゴだったのかもしれない」と、悩まれる方が多いです。
「無理な治療をせずに見守ってあげればよかった」と後悔してしまうんですね。

では、緩和治療を選んだ飼い主さんはどうでしょう?

もっとできた治療もあったのに…本当にあれでよかったのかな?

「自分がやるべきことはやった」と、何も後悔がない人ももちろんいらっしゃいます。
しかし、緩和治療を選んだ飼い主さんでもこのように悩んで後悔してしまっている人が多いのが事実です。

このように「どの治療を選ぶか」ということには、じつは正解はありません
だって、どちらを選んだとしてもそれは飼い主さんがペットちゃんの幸せを願って選んだ道なのですから。

ここで考えたいのは「何が正解か」ではなく「どうしてあげることがペットにとって最善なのか」なのです。



ペットのために考えたい「QOL」とは?

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このような終末期の治療方針も含め、いつ来るかわからない愛犬や愛猫とのお別れの時に備えて行う人が増えてきたペット終活

そのペット終活を行う目的の1つとして考えたいのが「ペットのQOLを保つこと」です。

QOLというのは「クオリティ・オブ・ライフ」の略で「生活の質」のことを指します。

  • ご飯を食べて「おいしい」と思うこと
  • 自力でトイレまで行き排泄をすること
  • 大好きな人たちと過ごして「楽しいな」と感じること   

どれも「当たり前」のように思ってしまう、何気ないことですよね。
ですが、このQOLを保っていくことは終末期のペットにとっては簡単なことではありません。

そのQOLを守りつつ「その子が最期までその子らしく生きられるようにすること」こそ、ペット終活やペット介護で大切にしていきたい目的なのですね。

ただ、だからと言って「延命治療ではQOLが保てない」と言うつもりはありません。
何がペットや家族にとっての最善の策なのかは、家庭によって違います。
繰り返しになりますが、「これが正解」というものは存在しないのです。

重要なのは、家族であるみなさんがペットの終末期についてたくさん考え、ペットと十分に向き合っていくことです。
それは、ペットに「いい人生だった」と思ってもらうことにもきっとつながりますよ。



ペットの幸せな最終章のためにできること

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ペットの終末期について考えて向き合っていく…。
そのためにできることにはさまざまあるのですが、特におすすめなのは「思い出ノート」をつくることです。

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そして、もう一つチェックしていただきたいのがこちら。
思い出ノートの発案者でもある獣医師・阿部美奈子先生の著書「犬と私の交換日記」です

 

猫ちゃんの飼い主さん向けに書かれた「猫と私の交換日記」もありますよ。

 

この本に書かれているのは、飼い主に向けた愛犬や愛猫に関する50の質問
それに答えることによってペットと飼い主の心をつないでくれる、まさに「交換日記」と呼ぶに相応しい内容なんです

いつか来るお別れは、残念ながら避けることはできません。
私たち人もペットたちも、命あるもの「死」は絶対に起こる出来事の一つなのです。

でも、「その時までどう過ごすか」は飼い主であるみなさんに決めることができますよ。
ご紹介した「交換日記」も活用しながら、愛犬や愛猫の幸せな最終章のために自分に何ができるのか、じっくり考えてみてくださいね。

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松永由美
ペットロスカウンセラー・ペットケアアドバイザー。 ペットとの暮らしサポーターRapport Ciel代表、当サイト《しっぽと暮らし》運営者です。 愛犬の死がきっかけでトリマーからペットロスカウンセラーに転身。 動物関連資格を多数保有しており、現在はペットロスカウンセリングを行う傍ら、動物ライターとしても活動しています。 もっと見る