猫との暮らし

意外とやっている人が多い!猫の飼い主NGマナー3つ

いきなりですが、先日、友人が近所の猫から受けている被害について話をしていました。
野良猫ちゃんなのだと思いきや、どうやら飼われている猫のよう……。
そこで今回は、「猫の飼い主がやってはいけないNGマナー」についてお話します。
「うちは大丈夫」と安心しきってしまう前に、もう一度確認してみてくださいね。

筆者
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この記事は、猫が大好きなペットケアアドバイザーが執筆しています!筆者プロフィール


猫の飼い主がやりがちなNGなこと

猫に限らず、動物を飼う際にはさまざまな「やってはいけないこと」があります
今回はその中でも、ペットケアアドバイザーをしている筆者が普段から「意外と多い」と感じるNG行動をご紹介します。

飼い主のNG行動1:外に出す

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

飼われている子であっても、お外で過ごすのが好きな猫ちゃんもいるかと思います。
飼い主さんでも「うちの子はちゃんと戻ってくるから」と安心しきって外に出している人もいるでしょう。

しかし、飼い猫を外に出すのは、猫の安全面や衛生面からもあまりおすすめとは言えません

外にいる野良猫から病気をもらってくる可能性だってありますし、事故に遭ってしまう可能性だって多いにあるのです。
さらに、飼い主の知らない間に近隣の家の庭などでフンや尿をしてしまうことだってあります。
猫はその習性から、一度トイレだと思った場所ではその後も排泄を繰り返します。
冒頭に少しお話した私の友人も、近隣で飼われている猫からのフン被害で悩んでいて、「動物を嫌いになりそう」と話していました。
人間のせいで猫が嫌われてしまうなんて……猫好きの人間からしたら、とても悔しいことですよね。

猫の健康のため、そして近隣住民のためにも、飼い猫を外に出すのは極力控えましょう。



飼い主のNG行動2:予防接種をしない

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

猫を飼っている人の多くは室内飼いですよね。
「わが家は室内飼いだし、外にも出さないから予防接種はいらない」と考えている飼い主も多いのですが、これは大変危険なことです。

確かに猫の病気の多くは外でもらってきてしまうことが多いのですが、家の中にいても人や虫を伝って家の中に病原体が入ってくることもあります。
蚊を媒介にして感染するフィラリアは犬がかかることで有名ですが、猫も感染しないわけではありません。
フィラリアの他にも、このように意図せず家の中へ入ってきてしまう病気はたくさんあります。

猫の健康を守るためにも、かかりつけの動物病院で1年に1度、予防接種や健康診断を受けるようにしましょう。

飼い主のNG行動3:部屋や自分に強い香りをつける

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC


犬は鼻がいいことで知られているので香りに気を付ける飼い主も多いのですが、猫の飼い主さんはどうでしょうか?

じつは猫も犬と同様にとても嗅覚の優れている動物です。
犬ほどではないものの、それでも人間の数万倍以上の香りを嗅ぎ取れると言われています。
なので、どんなに良い香りであっても、猫にとってはとてもきついものとなってしまうんですね。

部屋にアロマを焚いたり、香水をつけたりしている飼い主さんは注意が必要です。
特にアロマの場合は、種類のよっては猫が影響を受けやすい毒性を含み、健康を害してしまうものもあります。
できる限り使用しないでおくのがいいかもしれません。



NG行動をやめることは猫を守ることにつながる

写真提供:写真のフリー素材サイト photo AC

猫の飼い主がしがちなNG行動についてお話しました。
みなさんがうっかりしていたことはありませんでしたか?

私がペットロスカウンセラーとして活動している中で「外に出していて事故に遭って亡くなってしまった」という飼い主さんは意外と多く、とてもつらいことでもありました。
外に出す以外のことであっても、今回ご紹介したNG行動を飼い主さんがやめることは、大切な家族である猫ちゃんを守ることにもつながります。

ずっと一緒にいたい大切な存在。
その存在と幸せを守るためにも、飼い主さんは気をつけるようにしてくださいね。

 

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松永由美
ペットロスカウンセラー・ペットケアアドバイザー。 ペットとの暮らしサポーターRapport Ciel代表、当サイト《しっぽと暮らし》運営者です。 愛犬の死がきっかけでトリマーからペットロスカウンセラーに転身。 動物関連資格を多数保有しており、現在はペットロスカウンセリングを行う傍ら、動物ライターとしても活動しています。 もっと見る