「事情があって運転できない時にペットが体調不良に…」「トリミングに連れて行きたいけれど交通手段がない」など、犬や猫をタクシーに乗せたい場合もありますよね。
筆者もついこの間、そうした場面に出くわしたところです。
一方で、「そもそもペットってタクシーに乗せてもいいの?」「乗せる場合にはどんなことに気をつけたらいいの?」とわからないこともたくさん!
今回は、そんなペットのタクシー事情をまとめてご紹介します。
急に「足」が必要になることも…
みなさんはペットを連れての外出時、どのような交通手段を使っていますか?
筆者は普段、愛猫を動物病院に連れていくのには自家用車を利用することが多いです。
おそらく、多くのご家庭で自家用車が主なのではないかと思います。
しかし、我が家では数日前にある事件が…!
愛猫が急に血尿をしたので急いで動物病院に…と思いきや、車は夫が仕事で使っていて自宅にないではありませんか!
では自転車のカゴにキャリーバッグを乗せて…と思ったら、外は雪が積もっていて自転車では危険な状態…。
急に「足」が必要となった緊急時、行き着いた結果が「タクシー」でした。
しかし、筆者にはある疑問が…。
タクシーを利用したことは何度もありますが、「ペットと同乗する」というのは未だ経験がありません。
「まずは聞いてみよう!」とタクシー会社に問い合わせてみたので、ご紹介していきます。
ペットもタクシーに乗せられる!
結論から言うと、犬や猫などのペットもタクシーに乗せられます!
電車や飛行機などでもそうですが、タクシーの場合にも犬や猫のペットは「手荷物」として扱われます。
そのため、一般乗用旅客事業であるタクシーに荷物扱いの動物だけを載せることはできませんが、飼い主が同乗していれば乗車は可能とのこと。
とは言え、ペットは本当の「荷物」ではなく「生き物」ですから、タクシーに乗せる際にはさまざまなことに気をつけなくてはいけないのも事実!
トラブルなどを避けるためにも、乗車前にはきちんと準備を行いましょう。
アプリを入れておくと電話の必要がなく配車もスムーズ!
ペット連れでタクシーに乗る時のポイント
ここからは、筆者の経験談やタクシー会社の方から伺ったことも含め、タクシーに犬や猫を連れて乗る時のポイントをお話します。
ポイント1:キャリーバッグは必須
ワンちゃんの場合だと、普段のお出かけもキャリーバッグは使わずにリードのみ…という場合も多いですよね。
しかし、タクシーを利用する際にはキャリーバッグは必須です!
マナーとして考えれば言うまでもありませんが、動物をタクシーにそのまま乗せると興奮したペットが運転を邪魔してしまうことも考えられます。
運転の妨げになってしまう場合には乗車拒否されることもあるので、キャリーバッグは必ず使いましょう!
筆者は上記の柔らかい素材のキャリーバッグを使用しているので、後部座席でシートベルトを締めてから膝上でバッグを抱えるように座りました。
念の為、運転手さんに「横に置いたほうがいいですか?」と聞いてみると、「どちらでも大丈夫ですよ」との返答でしたよ。
硬い素材のキャリーの場合、飼い主の隣の席に置いてシートベルトで固定するか足元の置くのが安全かもしれません。
また、キャリーバッグに入れることのできない大型犬などの場合には、ペット専用のタクシーを使うのもオススメです。
近年は各地でこうしたペット専用タクシーも増えていますので、近隣にないかを検索してみてくださいね。
ポイント2:配車時に「ペット連れ」と伝える
タクシー運転手さんの中にはアレルギーのある方や動物が苦手な方もいるでしょう。
動物のアレルギーがあったり苦手だったりする運転手さんだと、いくらバッグに入れていたとしても「運転に支障が出る」と判断し、乗車拒否することもあるようです。
せっかく来てもらったのに申し訳ない気持ちもありますし、やはり乗車拒否されるのは悲しいですよね。
お互いのためにも、配車する際にあらかじめ「猫(犬)を連れている」と伝え、動物が平気な運転手さんに来てもらうと安心です。
ポイント3:ペットシーツを持参する
タクシーに無事乗車できても、安心するにはまだ早いです!
ペットが緊張して粗相をしたり吐いたり…、アクシデントも考えられます。
ペットシーツが数枚あると、タオル代わりにもなるので片付けしやすいです。
タクシーに乗る前には、数枚準備しておきましょう!
捨てる際のビニール袋も忘れないでくださいね。
ポイント4:ブランケットなどで安心感を増す
ペットを連れてのタクシー乗車は飼い主さんもドキドキしますよね。
しかし、ドキドキしているのはペットも同じ!
知らない場所に不安を抱いている子も多いはずです。
そうしたペットの緊張を少しでも和らげるためにおすすめなのが、普段使用しているブランケットやタオルです!
嗅覚の鋭い犬や猫にとって、自分の匂いがついているものは安心素材となります。
筆者はタクシーに愛猫を乗せるのは初めてでしたが、いつも動物病院などに行くときにはブランケットをキャリーバッグの中に入れていたので、今回も用意しました。
それが効いたのか、初めてのタクシーでも愛猫が過度に鳴くこともなく、目的地まで行けましたよ。
筆者が実際に体験して感じた注意点
タクシーにペット連れで乗る際のポイントをお話してきました。
「もうこれで大丈夫!さぁ配車依頼を…」と思うかもしれませんが、もう少し待ってください!
じつはこれ以外にも、筆者が実際に体験して「気をつけないと」と感じたことがいくつかあります。
最後にその注意点をお話していきますね。
注意したいこと1:吐き戻し対策
これは、運転手さんにもよると思うのですが、中には運転が荒い人もいますよね。
じつは今回私が当たった運転手さんも、話し方などは優しくて対応も良かったのですが…運転が荒くて…(苦笑)。
とはいえ、運転が荒いかどうかなんて予測できません。
なので、できる限りペットが車内で吐くのを未然に防ぐことが重要だと感じました!
犬や猫の吐き戻し対策としてできるのは次のとおりです。
- ごはんを早めの時間にあげる
- ごはんの量を少なめにする
一方で、あまりに早くごはんをあげすぎると胃液を吐いてしまう場合も…。
タクシーに乗せることがあらかじめわかっている場合、乗車する1時間前くらいに食べ終わるように配慮しましょう。
注意したいこと2:トイレを済ませる
どのくらいの間、タクシーに乗っているかにもよりますが、長い時間トイレを我慢しているとペットの健康にもよくありません。
我慢できずにキャリーバッグの中で粗相してしまうと、衛生面でも心配ですよね。
タクシーに乗車する前は、できる限りペットのトイレを済ましておくと安心です。
注意したいこと3:抜け毛対策
これは今回筆者がしてしまったことから感じた注意点なのですが…。
愛猫をキャリーバッグに入れてタクシーに乗せていると、ふわふわ…と愛猫の毛らしきものが車内に舞っているのを発見しました。
「チャックも閉めているのになんで?」と思いましたが、この日はブラッシングがまだだったので、どうやらキャリーに入れる際に抜け毛がバッグに付いてしまっていたようです。
これは完全に不覚…!
アレルギーのある運転手さんや換毛期だったら大変でした!
タクシーは自分たちはもちろん、運転手さんや次のお客さんなどたくさんの人が乗るものです。
みんなが気持ちよく利用するためにも、抜け毛対策は重要だと反省しました。
- ブラッシングを済ませる
- 服を着せる(犬の場合)
- 持ち物もカーペットクリーナーなどできれいにする
次からはこれらのことをきちんと行ってから、タクシーを利用しようと思います!
注意したいこと4:準備を全て済ませてから配車依頼を
「タクシーが来るのに時間がかかるだろうから、準備の前に配車依頼を…」と思う方もいるかもしれませんね。
しかし、電話での配車依頼だと到着までに時間がかかるかどうか、電話してみないとわかりません。
「準備ができていないのにタクシーが来てしまった!」という場合もあるでしょう。
ペット連れに限ったことではありませんが、運転手を待たせることで心証が悪くなり、トラブルにつながってしまうケースも考えられます。
愛犬や愛猫などのペットを連れてタクシーに乗る際には、持ち物はもちろん、ペットの準備を済ませてキャリーに入れてから配車依頼をすると安心ですよ。
アプリなら事前に何分でタクシーが来るかわかる!
先ほども少しお話した配車アプリの GO《ゴー》は、依頼前に「およそ何分でタクシーが来るのか」が一目でわかるので便利です!
筆者は行きは確認したいこともあったのでタクシー会社に直接電話しましたが、帰りはアプリを利用しましたよ。
初めてのインストールで初回割引のクーポンも発行されたので、お得に乗車することができました!
初回ダウンロードで500円引きクーポンをGET!
初めてのペット連れでのタクシー乗車は不安も大きいですよね。
しかし、ポイントを把握して運転手さんへの配慮を忘れなければ、意外と大丈夫!
トリミング・動物病院・引っ越しなど、用途はさまざまかと思いますが、あまり緊張しすぎずにトライしてみてくださいね。